注目アイテム
Navi  男性の役割
精子を作る
○妊娠のための条件
男性が妊娠に果たす役割として、先ず始めに、精巣(睾丸)内で精子を作らなければなりません。つくられた精子は尻尾を激しく振って前に進むという運動性のあることが必要になります。また、その精子のエネルギー源となる前立腺液や精嚢腺液がつくられ射精時に精子と混合され精液として射出されることです。これらを男性の生殖能力といいます。次には、女性の生殖器内、腟内へ射精することが必要です。これは性交能力といい、陰茎の勃起力や硬度が要求されます。

 
○第一次精母細胞
精子は精巣内の細長い管の精細管内で作られます。精細管の中には精子の元といえる精粗細胞と精子形成系を支援するセルトリ細胞があり、セルトリ細胞は下垂体からのFSHの影響を受け活性化し、ABPというアンドロゲン結合タンパクを産生し、間質内にあるライディヒ細胞で作られた男性ホルモン、テストステロンを精細管内へ取り込みます。そしてそれは、精粗細胞から第一次精母細胞へと成熟してきたところに働きかけて、減数分裂を誘起させ、染色体の2分された22Xと22Yの第二次精母細胞へと発育していきます。

 
○第二次精母細胞
続いて第二次精母細胞から精子細胞へと発育、そして細胞質の取れた核と尻尾の精子へとなっていきます。このときもセルトリ細胞の助けを必要としています。
 テストステロンは間質内のライディヒ細胞で産生されるのですが、このライディヒ細胞は下垂体からのLHの影響を受けて活性化するのです。そしてそのテストステロンは、精細管から精巣上体へと押し出された精子に対して、運動性を持たせるために働きかけるのです。
 このようにして男性の精子形成系においても、女性の排卵現象同様、FSHやLHという性腺刺激ホルモンの働きかけが必要なのです。
http://www.kounotoriweb.com
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送