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Navi  月経とは

月経が起こるしくみ

月経とは、次の妊娠に備えての準備が始まる証なのです。脳の中央にある間脳(視床下部)から性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が分泌され、下垂体を刺激します。その刺激を受け、下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌し、卵巣を刺激します。そのため卵巣の中の卵胞が発育していきます。発育する卵胞からエストロゲンというステロイドホルモンが、その発育とともに分泌上昇していきます。これは、子宮に働きかけ、子宮の内膜を増殖させるのです。その目的は受精卵が来てもよいようにと、いわば赤ちゃんの寝床をひくようなものと考えてください。卵胞が十分に発育するとエストロゲン分泌量もある閾値に達し、それが間脳に働きかけ、排卵を促すための黄体化ホルモン(LH)の大量放出を行います。これをLHサージといいます。その結果、排卵が起きるのです。
 
月経の周期
○横体期
排卵した後の卵胞は、黄体に変りエストロゲンとプロゲステロンを分泌します。このプロゲステロンは、増殖した内膜を分泌内膜に変えて受精卵を着床しやすい環境にするのです。また、子宮頚管から分泌される粘液の性状を変えて、精子やその他の細菌の侵入を妨げ、子宮内の受精卵を守ろうとする働きをもします。排卵後、受精卵が胞胚となり子宮内にくる7日目頃にはプロゲステロンの分泌量も最高潮に達し、着床に最も適した環境となっています。 
○着床
胞胚が絨毛という根を張り巡らして、子宮内膜の中に深くもぐり込みます。これが着床です。この絨毛から分泌される絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が、卵巣の黄体を刺激し妊娠黄体に変え、妊娠維持のためにエストロゲンとプロゲステロンの分泌を盛んに促し、妊娠が継続されていきます。このhCGを測定することにより、妊娠の診断ができます。
着床しなければ、黄体は、萎縮しプロゲステロンやエストロゲン量も低下し、しだいに内膜が維持できなくなり、剥離して月経となります。次回の妊娠に備えるのです。 
○サイクル
このような月経周期は一般的に約28日周期で行われます。ちょうど月の満ち欠けと同じサイクルです。月経が始まってから、卵胞が発育している時期を卵胞期と呼び、子宮内膜は増殖しているので増殖期といいます。卵胞ホルモンがある閾値に達しLHサージが周期半ばの14日目にみられ排卵が起きます。この頃を排卵期と呼びます。排卵後の卵胞は黄体に変りますので黄体期と呼び、子宮内膜は増殖内膜から分泌内膜に変りますので分泌期と呼びます。この月経周期が、25日から38日以内であれば正常で、それよりも短いものを頻発月経、長いのを希発月経と月経周期の異常と定義されております。
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